家の中にはIoTのニーズが山のように眠っている

北米では防犯対策から普及したスマートホーム、日本では?

有井 太郎/2016.8.30

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日本におけるスマートホームは高齢者や子どもの見守りというニーズが大きいという(写真はイメージ)

「北米では5年ほど前からスマートホームの市場が盛り上がっています。日本でもそれを追随する形で市場が形成されていくでしょう」

 こう語るのは、イッツ・コミュニケーションズ(イッツコム)の岡田和久氏(事業開発部部長代理 インテリジェントホーム全国推進 統括責任者)。同社では、2015年2月から「インテリジェントホーム」というスマートホームサービスを開始しており、契約世帯が伸長しているという。

イッツ・コミュニケーションズの岡田和久氏(事業開発部部長代理 インテリジェントホーム全国推進 統括責任者)

 また、イッツコムの関連会社でスマートホーム向けのデバイス開発を手がけるコネクティッド・デザイン社(CDI社)取締役副社長CSO(最高戦略責任者)の福西佐允氏は、「日本でも家庭の中のIoTデバイスはどんどん増えていき、例えば、10年ほどしたらスマートロックが当たり前のように使われているはずです」と展望する。

 IoTは今後どのように日本の暮らしを変えていくのか。両氏に話を聞きながら、その現状と今後の可能性を考えてみたい。

離れた場所から高齢者や子どもを見守り

 住宅にカメラやセンサー、リモコンをつけて遠隔操作を可能にし、家をオートメーション化するスマートホーム。北米で日本に先んじて市場が活性化している背景には、北米ならではの社会事情があった。