悩んでいるならやってみて欲しい

さてここで話は「どうだい?」に戻ってくる。フライフィッシングにバーベキューと北海道を満喫しながらも、FIELDSTYLEのイメージ、そこで何をするのかのアイデアは着々と具体化していくのだった。

あらためて、11月15日(土)、16日(日)とAichi Sky Expoにて開催されるFIELDSTYLEにどうだい?は同イベント最大規模のブースを確保し、ここにどうだい?とゆかりのある企業、約15社とともに出展する。

宮本さん、なんでそんなに大きなブースにしたんですか?

「ひとつには今年、4年目にしてどうだい?が登録者数10万人超のコミュニティに成長した、という事実があります。どうだい?が去年よりさらに大きくなっているんだから、FIELDSTYLEのブースも大きくしたかった」

「私がこの3年あまり、どうだい?を通じて知り合った経営者さんには、ギフト・ショーや展示会に参加して、自社製品をこれまで自分たちが付き合ってきた人ではない人に見てもらったことで人生が変わった、という人が何人もいます」

「それは普段と違う商品をつくったり、自分たちのノウハウを集めてBtoC向け商品の開発に挑戦して、売れた、あるいは売れなかった、というだけの話ではなくて、展示会やショーで出会ったバイヤーさんやお客さんに自社商品を直接触ってもらって、もっとこうして欲しいと言われたり、こんなものが欲しい、ここはどうなってるの? と言われることで、気づきを得ることが転換点になったという話なんです。いまはインターネットショッピングもAIもあるから、デジタルの世界でも色々な挑戦も販売もできるけれど、この、ものを直接触る、人と人が触れ合って気づきを得る、肌感覚みたいなものは、絶対に必要だと感じています」

そしてこうつづける

「だから、FIELDSTYLEじゃなくてもいいんですよ。とにかく、そういうリアルな場をどうだい?としてもつくりたいし、そういう場がすでに世の中にあるのならば利用してもらいたい。そういうおもいでFIELDSTYLEにもブースを出して、挑戦しようとしている企業の背中を押したい」

それを受けて清水さんは「いや、そこでFIELDSTYLEを外さないでくださいよ」と言ってふたりは笑う。

「FIELDSTYLEは小さなつくり手さんたちでも挑戦して欲しいから、出展料もリーズナブルな設定しているつもりですし、手続きもなるべく簡単に済むようにしていますから」

見に来る場合もどうだい?ユーザーなら今年もご招待ですよね?

どうだい?ではFIELDSTYLE開催前日となる11月14日(金)にユーザー交流会を開催。またFIELDSTYLEへの招待についても案内している。詳細はこちら

「それは清水さんのご厚意によるところも大きいんですが、FIELDSTYLEを愛知でやっているひとつのアウトドア関連のお祭りに過ぎない、とおもっている人にこそ、来て欲しい」

「僕があえていうなら」とは清水さん

「いま、変わっていかないといけないとおもっているものづくり企業の経営者さんは、東京でも海外でも、展示会やイベントに行ってますか?って聞きたい。僕はFIELDSTYLEをやるようになって、ちょっと出ただけでも本当にこ゚縁があるなって感じています。今回、NoMapsでも、この取材でも、FIELDSTYLEにも関わってくれると言ってくれる人にたくさん出会えた。だから、何か変わらないといけないとおもっている人は、ぜひ、FIELDSTYLEに来てもらいたい。アウトドアは自分には関係ないなんて、そんなことないんですよ」

私もアウトドア好きじゃないですが、もはやFIELDSTYLEは常連です。

「あ、そうだ! 今回、清水さんのおかげで知り合えたRISAさんも誘いませんか? どうだい?ブースでなにかやってくれないかな? えだまめ号で来場とか!」

「そうですね。出展をするなら、そういう仕掛けを考えることがすごく大事です。だって、FIELDSTYLEはチャンスだっておもっている集団が600もいるんです。そこから実際にビジネスを掴めるかどうかは、工夫しなくちゃいけないし……」

「似たようなものを出展して成功しているところを見に行くのも大事ですよね」

「僕ら主催者側も色々とサポートやアドバイスをしています。お客さんが入りやすいブースってどういうものか?とか。でも、事前にSNSでもなんでもいいから、FIELDSTYLEに出るということを宣伝するのはとても重要です」

じゃあ、ここでも宣伝しておきましょう。どうだい?がFIELDSTYLEに出ます。今回はこのブースに約15の企業や個人のつくり手が参加します。注目のアウトドアグッズからペット、花火に狩猟、音楽、印刷……なんか色々ですね。

「歴史ある蝶番のつくり手さんも参加してくれます」

乞うご期待!