2. GUCCI「Re-Web」
ブランドの伝統と現代的シルエットが融合したスケートトライクな一足
1921年、フィレンツェにオープンした小さなラゲージ ショップから歴史が始まったグッチ。創設から一世紀を超える歴史の中で、クオリティの追求とディテールへのこだわりによって唯一無二の価値を体現してきた同ブランドの新作は、2000年代初頭のスケートボードシューズを思わせるルックが、現在のトレンドにも合致するだけでなく実に新鮮。
手掛けたのは、2023年に新クリエイティブ・ディレクターに就任したサバト・デ・サルノ。彼が同ブランドのためにデザインした初のスニーカーでは、ブランドの伝統を受け継ぐウェブ ストライプを、存在感の際立つディテールとして現代的なシルエットと融合させるだけでなく、ブランドシンボルであるオリジナルGG キャンバスとホワイトレザーで仕立てられている点がポイント。グリーン&レッドの象徴的カラーもさり気なく目を引く。当然ながらメイド・イン・イタリーである。