4. Maison Margiela「REPLICA」
1970年代のトレーニングシューズを独自の解釈にて具現化
1994年にメゾン マルジェラが発表した「レプリカ」コレクションは、時代を超えた普遍性をコンセプトに、オリジナルのアイテムがすでに時代を経てきたものであるという原則に基づいている。それらのアイテムは、シーズンのインスピレーションによって再解釈され、時代とともに進化している。その中でも誰もが知るのが、1970年代に東ドイツ軍でトレーニング用に制式採用された通称「ジャーマントレーナー」から着想を得た「レプリカ」スニーカー。
アッパーを上質なナッパレザーとスウェードで構築することで武骨さを打ち消し、オリジンとの差異であるシュータンのアレンジで、ミニマルでありながら魅力あふれる一足に。今シーズン登場した新色のグレーのワントーンを選ぶことで周囲との差別化も図るのもアリだ。