阿茶局ゆかりの地
●雲光院
東京都江東区にある阿茶局の菩提寺。阿茶局が自ら発願して、慶長16年(1611)に建立された。
開創時は、東京都中央区馬喰町付近にあったが、明暦3年(1657)の大火によって被災し、神田岩井町への替地を経て、天和2年(1682)に現在の地に替地となったという。
開基は阿茶局で、境内には阿茶局の墓がある。
●旧鈴木家屋敷跡
室町時代から続く名家である鈴木家の屋敷跡。鈴木家は、万斛村(現在の静岡県浜松市東区中郡町)に屋敷を構えていた。家康は鈴木家に阿茶局を預け、狩りなどの際に、たびたび立ち寄ったと伝えられた。