※本動画コンテンツは、2022年7月26日(火)に配信したJBpress/JDIR主催「第4回ファイナンスイノベーション~企業変革をけん引する経理・財務部門の実現~」の特別講演3「DeNAの経理業務領域におけるDXとそれを支えるIT戦略」のアーカイブ配信です。
1999年創業以来、DeNAは多くの新事業を手がけながら、海外展開も進めてきました。その一方で、経理領域では海外を含む子会社の統括やコンプライアンス、リスク管理の強化などの大きな課題が発生。同社のIT戦略部門では、これらに対応するべく、システムの統一、業務の標準化と本社への集約化、クラウドサービスの導入などで積極的に支援してきました。
コロナ禍を機に急速に進んだ働き方改革への対応では、以前から導入していたSlackやZoomが大いに役立ちました。また契約書、請求書、経費精算の電子化も早くから進めており、場所・時間を問わず業務ができる「リモート型経理」の実現を目指しています。2022年夏には、地方在住者がフルリモートワーク前提で経理部に採用されました。
一方で「セルフサービス化」による定期的業務などの自動化も進めています。職場のユーザーがRPAなどで自らアプリケーションを作成するEUC(End User Computing)や、Slack上でさまざまな業務を完結させる「Slackと業務アプリのインテグレーション」などは、経理業務全体の効率化に大きく貢献しています。
今後もSlack統合を始めとしたクラウド活用や、アナログ→デジタル移行、BPO活用、EUCによる業務効率化などを推進し、ユーザーがクリエイティブな業務に集中できる環境をつくっていこうとDeNAでは考えています。
本動画では、生産性を落とさず、多様性のある働き方を支えるIT環境とは、どのようなものか。経理領域に焦点を当てながら、株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)IT本部IT戦略部部長大脇智洋氏が解説します。