読まなかったり、つまらなかったりした時
感想を聞かれた際、読んだり観たりしていない場合や、あまり面白くなかった場合はどうしたらいいでしょう。
親しい人なら「ごめんなさい、私の好きなジャンルじゃなくて読んでないの」「観たけれど、あまり心を動かされなかったわ」と正直に言ってよいと思います。
ただし、上司や仕事相手ではそうはいきません。だからといって「はい、とても面白かったです」などと嘘の返事をしてしまうと、「どこが面白かった? あそこはどう思った?」とさらに聞かれてしまうので、絶対に言ってはいけません。
あなたにとって大事な相手なら、勧められたものを読んだり観たりして、コミュニケーションを深めるのが得策だと思います。
また、まだ行動に移していない時は、
「本は購入してあるので、今度の休みに一気に読もうと今から楽しみにしております」「すみません、休日もよんどころない予定が詰まってしまっておりまして、映画館になかなか行けないのですが、ネット配信が始まったら必ず観ます」と前向きな受け答えをするとよいでしょう。「やむをえない事情」というと深刻な印象を受けますが、「よんどころない」とすることで和らぎます。
読んだり観たりしてもイマイチの時も「あの場面で主人公はどうしてあんな行動を取ったんでしょう?」など、質問形式にすると話が弾みます。人に本や映画を勧める人は、教え好きのことも多いのです。
その際も「ありえないですよね」ではなく、「私の理解が足りないせいかと思いますが」など、謙虚な姿勢で聞くと好感度も高まるでしょう。