格言2:40歳を越えたら、男女ともに“降下”するだけ。だからこそ「髪のサイズ感」を変えるべき!
40歳を超えて再考すべきは「髪のサイズ」です。「髪のサイズって何?」と思うかもしれませんが、洋服のSMLと同じ考え。ジャストサイズを切るべきなのです。
男性は真横から見て、絶壁頭になっていないことが大事。後頭部のふくらみが西洋人のようにあるシルエットです。後頭部がふんわりしていることで、小顔に見えます。
髪の長さは、卵型シルエットになるようにカットをしましょう。例えば、丸顔ならトップに高さがでるように髪を立たせるなどするといいでしょう。
女性は髪の毛が長い分、ストレートよりも、ふんわりパーマなどをかけてカールをすることが大事。ロングが好きならば長さはそのままでも構いません。しかし、背中のブラジャーの線までが大人の限界値。これ以上、長いと怖い印象になり、時に不潔にも見えてしまいます。髪の長さは身長の3分の1を超えないことが重要です。
ショートも同様。40歳に過ぎたら卵型シルエットを基調にふんわりカールをかける方がちょうどよくなります。年齢を重ねると髪のボリュームダウンやたるみなどによって顔が“降下”し、四角い男顔に変わってしまい、今まで似合っていたヘアスタイルは似合わなくなるのは当然のことです。そのまま同じ髪型をしている人は、老い(たるみ)が目立っていることを忘れずに。
格言3:うねりとパサつきの原因は、加齢ではなくシャギーカットのせい
多くの美容師が行うシャギーカット。パフォーマンス的に見栄えもいいのですが、キューティクルは反りかえってしまい、髪がバサバサになり、疲れ果てて見えてしまいます。
つまり、どんなに美しいシルエットを作りたくても、作れない髪型になってしまっているのです。シャギーカットは一度すると、削がれた部分を切り落さなければ、美しい髪は戻りません。ロングの人で全治3年、ミディアムの人で全治2年。ショートの人でも全治1年はかかります。
美容室に行ったとき、自らが「シャギーカットはしないでください!」というべきなのです。特に前髪やサイドにシャギーカットを入れると、顔の輪郭があからさまになります。
シャギーカットをやめるだけでも、髪表面にツヤが生まれ、手触りもなめらかになります。信じられない方は「削がない」カットを1~2回、行ってみてください。髪のクセやうねりが直り、ボリュームアップを実感でき、サロン同様の再現性を実感できるはずです。