※本動画コンテンツは、2021年12月1日に開催されたJBpress主催「第8回 ワークスタイル改革フォーラム」の基調講演「経営目標を達成する『攻めのテレワーク』」の内容を再掲載したものです。

 近年の新型コロナ感染症の世界的流行を背景に、業務のテレワーク化・効率化が進んでいる一方、「収束後はもとの業務形態へ戻したい」という後ろ向きな声も聞かれます。しかしパンデミック前の働き方は本当にベストなものだったのでしょうか? 本動画では、30年以上にわたりテレワーク研究を行ってきた東京工業大学名誉教授の比嘉邦彦氏が、テレワークの導入により得られるもの、生産性の向上策、課題である従業員の管理方法などを語ります。

 冒頭、同氏はテレワークにまつわる従業員・学生への調査を参照し、今後導入を検討しない企業は優秀な人材を得る機会を逸する可能性があることを示唆します。続けて、企業の「テレワーク化の度合い」を測定・分類する方法を紹介した上で、導入レベルから企業のテレワークを「守り」と「攻め」に大別し、「テレワーク度」の高い「攻めのテレワーク」を導入することによって得られるメリットなどを解説。さらに、他国に比して生産性が低いとされる日本におけるテレワークの課題を洗い出し、具体策を提言します。

 テレワークを経営戦略に使用するものとして取り上げてきた日本で唯一の研究者であるという同氏が、導入すべき制度、意識改革の必要性に触れながら、テレワークを上手に進めるための方策、その将来を語ります。