今回は現在開発中の「話すインタラクティブミラー」について、1→10drive(ワントゥーテンドライブ) プロデューサーの安田が担当いたします。話すインタラクティブミラーとは、「声」でお客様をアテンドする、商業施設での使用を想定して展開しているミラーです。

開発の経緯

会議で出た要素をマップ化
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 私が入社した2016年6月くらいから、社内でスマートミラー開発についての議論が始まりました。生活の中で鏡が使われているシチュエーションを洗い出し、生活の中で鏡がどのように使われているか、どういった部分なら拡張できそうかと言った議論を何度も繰り返しました。しかし、メインとすべきコンテンツが見つからず、議論は回を追うごとに煮詰まっていく状況となっていました。

大型の体験モックを開発

 まずは体験してみよう!と大型の体験モック(120cm×140cm)を作成しました。しかし鏡という特性上、映し出す映像の解像度が低い、情報の表示位置によっては自分の像をまったく見ない→視点を合わせづらい、など様々な問題が起こりました。

 そして最終的には単に情報収集+目新しいコンテンツだけではスマートフォンに太刀打ちできないとなってしまいこの時点でスマートミラー開発は一旦ペンディングとなりました。