夜には窓を開けて、扇風機のみで快適に眠れた時代も今は昔。ぐっすり眠りたいなら、相応の環境づくりが必要なのだ。そこで、今後普及が期待されているのが、IoT機器をはじめとした最新の睡眠改善テクノロジー。

「近年とくに、睡眠の観測、分析の分野はとても進んできています。布団の中の温湿度の調整が可能なAIを搭載した知能学習型マットレスも登場しているようです。寝床内の温湿度については、光と同様に睡眠の質を大きく左右するものなので、睡眠改善にはとても役立ちます。睡眠の質の向上は、技術の進歩によって目覚ましい発展を迎えると思います」

夏場の就寝時に必須アイテムとなっているエアコンのなかには、睡眠環境をサポートするテクノロジーが使用されている製品もあるという。

「スッキリ目覚めることも、快眠の重要なポイントです。深い睡眠では体温が下がりますが、目を覚ますには体温を少しずつ上げる必要があります。エアコンの機能の中に、朝方になると設定温度を少しずつ上げる『快眠モード』を搭載した製品もあるので、再度ご自宅のエアコンの説明書をチェックしてみてください」

また、近年ではスマホと連動して睡眠をサポートするエアコンも登場しているという。そのひとつが、パナソニックのアプリ「おやすみナビ」対応のエアコンだ。

「パナソニックの『おやすみナビ』そのものはアプリです。枕元にアプリを入れたスマホを置くと、ユーザーが寝ているあいだの体動データを記録。そのデータをもとに、連動しているエアコンが自動で室温をコントローしてくれるというものです」

同社では、エアコンのほかにも、「おやすみナビ」と連動したシーリングライトやスピーカーを“睡眠家電”としてシリーズ化。室温から照明、音楽まで個人に合った睡眠環境を整えることができるサービスを展開中だ。