最近、チャットボットが注目を集めている。2015年にサービスを開始したMicrosoftの「りんな」はユーザー数を爆発的に増やし、企業とのコラボレーションやテレビドラマ出演を果たすなど、1つの人格として活動を展開。まさに、人工知能という言葉が持つイメージを具現化していった好例と言えるだろう。
コミュニケーションツールとして高い普及率を誇るLINEは、そんなチャットボットをプログラミングできる「LINE Messaging API」を使った開発コンテスト「LINE BOT AWARDS」の決勝大会を2017年3月18日に開催した。グランプリには1,000万円という大きな賞金が出るということもあって、国内外の企業・個人から815件の応募があった。
決勝大会では、最終候補となった24チームが自身の作品を有識者などの審査員に対してプレゼンテーションを行った。審査の結果、グランプリは身体の不自由な人を周囲の人が手助けすることを支援する「&HAND(アンドハンド)」が受賞した。
グランプリを受賞した「&HAND」。詳細は後編にて
このイベントの様子を、前後編に渡って紹介していく。
前編では、決勝大会に先駆けて行われたLT大会について触れたいと思う。