御年83歳ながら現役デザイナー、「ラルフ ローレン」創業者の巧みな着こなし｜世界のウェルドレッサーたちの肖像（第13回）

デニム・オン・デニムをいともたやすく。これぞラルフ ローレン！

　2019年10月16日、ニューヨークのメトログラフで行われた、ブルース・スプリングスティーンが初めて監督を務めたドキュメンタリー映画『ウエスタン・スターズ』の特別上映会に出席。ブルース・スプリングスティーンの娘ジェシカをラルフ ローレンのブランドアンバサダーに起用するなど浅からぬ関係も。

「ジーンズにデニムシャツのコーディネートといえば、やはりラルフ ローレンですね。さらに、そこにヴィンテージ古着っぽいミリタリージャケットを合わせるなんて、発想が自由で新しくて、とてもおしゃれ！　足元はまたもや派手色のスニーカーで意図的にハズしているのも嘆息。この格好でもシューズ以外はブルー系でまとめて、スニーカーの赤と黄色を効かせてアクセントにしていますね。シャツの襟をジャケットの外に出すテクニックも小粋です。襟がショートポイントなぶん、外に出しても上品さが保たれています」。