華美ではないが使いやすく、品の良さを感じる逸品

【1】オーダーメイドの便箋

「様々な礼状に使用しているイギリス製レターセット。現地に行くたび馴染みの文房具屋でオーダーしています。四つ葉のクローバーが描かれる赤はハッピーなメッセージ、緑はグリーン繋がりでゴルフ関係に、ネイビーは冠婚葬祭系の落ち着いた手紙と、カラーによって使い分け。電子メールでのありがとうも素敵ですが、紙だと形が分かりやすく残りますから印象深いですよね」

 

【2】ヤード・オ・レッド、カランダッシュのペン

「特に達筆なわけではないのですが、シルバー一辺倒のペン達。ゴールドにはない上品さがたまりません。正直、書き心地は二の次。だって、ボールペンやシャープペンシルならあまり差がないでしょう?」

 

【3】エドワード・グリーンのモンクストラップシューズ

「20代から愛好しているエドワード・グリーンですが、シューズボックスにはブラウンのスウェードばかり。黒があまり好きではなく、水を弾くため雨でも履きやすいのです。バックルはシルバーが絶対。このモデルは15年以上付き合っていて、オールソールの張り替えは2回。汚れたら水でゴシゴシ洗っています。しっかりドライヤーで乾かせばレザーでも問題ありませんよ」

 

田島雄志(たじまゆうし)
1951年生まれ。株式会社 THE CREAM OF THE CROP AND COMPANY代表取締役。イギリスの大学を卒業し、会社勤めののち29歳で起業。セルジオ・ロッシやジョン・ロブ、エドワード・グリーンといった名門を日本に紹介、成長させた。ピエール・マルコリーニの仕掛け人としても知られる。2012年には清澄白河でTHE CREAM OF THE CROP COFFEEをスタート。インポートビジネスとスペシャリティコーヒーのパイオニアに。カドーをはじめオリジナルブランドのプロデュースも行う。