※本動画コンテンツは、2022年9月28日(水)に配信したJBpress/JDIR主催「第14回DXフォーラム」の特別講演2「DXの自律的な推進に向けて~内製化と人材育成~」のアーカイブ配信です。

 現在、日立造船は「顧客・市場との対話を促進し、全ての製品・サービスにIoTとAIを組み込むことで顧客価値を最大化する」ことを基本方針として、2030年には営業利益率を10%に向上させることを目標にDXを推進しています。

 同社で常務執行役員ICT推進本部長を務める橋爪宗信氏は、日本のDXが大きく前進しない理由を「欧米ではIT人材の多くがユーザー企業に従事しているのに対し、日本ではその多くがIT関連企業に従事しているから」だと分析します。このような課題を踏まえた上で、DXの自律的な推進を促すために「システムの内製化」と「デジタル人材の育成」に注力しています。

「顧客価値をデジタルで最大化する部分を『事業DX』とし、業務プロセスなどのデジタル化といった働き方改革の実現を目指す部分を『企業DX』としています。われわれの狙いは、これらを支える技術の部分である『DX基盤』を自社の強みにすることです。『DX基盤』をコストではなく、利益の源泉にしたい」と語る橋爪氏。

 本動画では、具体的なアプローチとして、DX推進活動を支える3つのプラットフォームの整備について触れ、さらにDX の「X」部分を考えられるDXリーダーの育成などについても解説しています。ベンダーマネジメントを行う『ITの発注屋さん』からの脱却を図る企業は、多くのヒントを得られるはずです。