【BASIC ITEM】実用的なバックパックをラグジュアリーに変換
![](https://jbpress.ismedia.jp/mwimgs/f/a/640wm/img_fa40e4255367d274e48084855386a4ed2119029.jpg)
バッグ¥341,000(予定価格) [W32×H53.5×D16.5㎝]/プラダ(プラダ クライアントサービス)
創業者の孫娘であるミウッチャ・プラダがブランドとの関わりをスタートさせたのが1978年。それまでにない使い勝手や美観を模索していたミウッチャは、新たな素材として化繊素材に着目。なかでも軍隊向けのパラシュート生地を製造するファクトリーが作り出すナイロン生地は、強靱かつシルクのような光沢感が特徴。
![](https://jbpress.ismedia.jp/mwimgs/d/b/640wm/img_db98af96c8f44d08835f5a86993a810a2846732.jpg)
ミウッチャ・プラダの革新性から生まれたブラックナイロンのアイテム。高い実用性やシルキーな輝きはそのままに、現在のモデルではエコロジカルな「リナイロン」素材を使用する
1980年代の当時、高級ブランドの鞄素材は選び抜かれたレザーが一般的であった。しかし軽く丈夫で使い勝手に優れていることから起用が決まり、かくしてプラダのナイロンバッグは大ヒットを記録。ブランドを世界的に押し上げるきっかけとなったのである。
![](https://jbpress.ismedia.jp/mwimgs/b/f/640wm/img_bfeaafcf03675d38df13f7caf4e98b152205265.jpg)
ミウッチャ・プラダの革新性から生まれたブラックナイロンのアイテム。高い実用性やシルキーな輝きはそのままに、現在のモデルではエコロジカルな「リナイロン」素材を使用する
昨今プラダは海洋プラスチック廃棄物や繊維廃棄物を再生させた「リナイロン」を開発し、このバックパックにも採用している。ブランドきっての定番を、さらにSDGsの側面でも着実に成長させているのである。