姫の前と伊賀方のゆかりの地
●極楽寺
鎌倉唯一の真言律宗の寺院。鎌倉市極楽寺に建つ。
義時と姫の前(ひな)の息子・北条重時が正元元年(1259)に建立した。しかし、重時は完成を待たずして、この世を去っている。
最盛期は、金堂、講堂、十三重塔等の伽藍に加え、49もの塔頭を擁する大寺院だったが、合戦や、地震などの天災に遭い、現在、残っているのは山門と本堂のみである。
●称名寺
義時と伊賀の方(のえ)の孫にあたる北条実時が、正嘉2年(1258)ころ創建した寺院。横浜市金沢区金沢町に建つ。実時の
朱塗りの反橋と平橋が架かる美しい浄土式庭園が有名だ。