文=酒井政人 写真提供=アディダス、オン・ジャパン
スポーツ界のホットエリア「原宿」
原宿エリアは世界に「KAWAII」を発信し続けている竹下通りをはじめ、ラフォーレ原宿、表参道ヒルズ、渋谷パルコなど若者たちを魅了するスポットがたくさんある。
一方で代々木公園、国立代々木競技場(第一・第二体育館、フットサルコート、インドアプール)、織田フィールド、宮下公園などスポーツ施設が充実。ファッション業界でもスポーツMIXコーデの人気があり、原宿周辺にはスポーツブランドの直営店が集結している。
ナイキ原宿、アシックス原宿フラッグシップ、ニューバランス原宿、オークリーストア原宿店、リーボック クラシックストア 原宿。昨年11月19日にはプーマストア 原宿キャットストリートがオープンした。
他にもオッシュマンズ 原宿店、ムラサキスポーツ原宿明治通り店、サッカーショップKAMO 原宿店などのショップもある。この周辺はスポーツ界にとって日本で最もホットなエリアになっているのだ。
しかも日々、変化を遂げている。今年に入っても注目すべきショップが誕生した。そのひとつが1月22日にオープンしたアディダス ブランドセンター 原宿(東京都渋谷区神宮4-30-3 東急プラザ表参道原宿)だ。
サステナビリティを体感できる「アディダス」の直営店
従来のアディダスショップとは少し異なり、サステナビリティを体感できる新たな直営店舗になる。地下1F、地上2Fの計3フロアの店舗には、フットウェア・アパレルを中心に幅広いラインアップが揃うだけでなく、スニーカークリーニングサービス「SNEAKER SERVICE」、給水スポットやオリジナルボトルの販売サービス「ウォーターファウンテン&ウォーターボトル」を国内店舗で初めて設置。廃棄シューレースを用いたコラボレーションアートも展示している。
なかでもスニーカークリーニングサービスは面白い取り組みだ。メーカーとしては、新たなシューズを購入してもらった方が利益になるはずだが、表面のみの簡単な手入れとなる「EXPRESS CLEAN」は無料(他のプランは有料)。モノを大切にすることが地球環境にとって最も有益なため、それを周知させる役割も担っているのではないだろうか。
またアディダスは世界6店舗目、国内最大規模の路面店となるアディダス オリジナルス フラッグシップ ストア トウキョウをリニューアル。4月23日にアディダス オリジナルス フラッグシップ ストア 原宿をスタートさせた。オープン時の展示商品数は、国内最大規模となる329アイテム。スニーカーヘッズ向けのショッピングアプリ「CONFIRMEDアプリ」限定発売商品のインストア展示含め、ブランドを代表する定番モデル、話題のコラボレーションモデル、限定モデルなど多彩なアイテムが並んでいる。