スタートアップ(企業やプロジェクト)と大手企業の共創を手助けする「アクセラレータープログラム」。そのニーズは年々高まっており、2018年上半期(4〜9月)もさまざまアクセラレータープログラムが実施された。そこで、各領域でどのようなアクセラレータープログラムが開催されているのか、ひと目でわかるカオスマップを作成した。
アクセラレータープログラムとは何か?
まずはアクセラレータープログラムがどういったものなのかを改めて確認しておこう。アクセラレータープログラムとは、スタートアップに資金や人材などを提供する組織・取り組みのこと。これにより、限られた期間内に一気にスタートアップの成長を促すことから“加速する”という意味の「アクセラレーター(accelerator)」と命名された。
似たような取り組みに「インキュベーションプログラム」(インキュベーション=孵化)があるが、アイデアレベルでも支援を受けられるインキュベーションプログラムとは異なり、アクセラレータープログラムは基本的に既存事業を対象としている。とはいえ、近年のアクセラレータープログラムは間口が広がっており、事業ステージを問わないものも多い。2018年上半期に行われたアクセラレータープログラムも事業ステージ不問のものが大半を占めていた。
本稿では、各領域の状況と注目すべきアクセラレータープログラムを取り上げ、いくつか紹介していこうと思う。