「不動産活用のためのIoT。高性能な後付け型スマートロック」という記事で以前紹介したライナフが、宅配や家事代行サービスを提供する5つの事業会社と提携し「サービスが入ってくる家プロジェクト」を立ち上げた。
同プロジェクト立ち上げの背景には「昨今の家族形態の変化」がある。これまで多数を占めていた夫婦と子供から構成される家族3~4人の「標準世帯」は減少傾向にある。さらに男性も女性も晩婚化が進んでおり、その結果「単身世帯」が最も高い割合を占めるようになってきた。
また結婚したとしても、夫婦共働きであえて子供を作らない「DINKs(ディンクス)」世帯も増加傾向にある。こうした変化によって、これまでの家の形から、変化に対応できる家が必要になってきたというわけだ。
昼間に自宅に誰もいないことによるデメリット
単身者や共働き世帯では昼間家に誰もいないため、書留郵便や宅配の受け取りが困難だ。
家族の誰かが家にいるのであれば、当然こうした問題は発生しない。ネット通販で購入した商品を受け取るために会社を早めに出たり、帰ってきてから不在票を見つけて再配達を頼んだりする必要もない。
このように昼間自宅に誰もいない家にまつわる課題を解決するひとつの手段が「サービスが入ってくる家プロジェクト」ということになる。