星野リゾート初となるアパートメントホテル

 もうひとつの大きな特徴が、星野リゾート初となるアパートメントホテルである点だ。客室は9タイプ175室。全室にキッチンと洗濯乾燥機を備え、長期滞在にもおすすめだ。高層階のホテルでありながら、まるでタワーマンションで暮らすように滞在できる設計となっている。

全室キッチン完備の客室。グループでのパーティー利用も快適

 周辺にはスーパーマーケットやテイクアウトが可能な飲食店もあり、街を歩いて食を選び、部屋で過ごすという使い方ができる。OMOベースのある46階には、レストランやカフェもある。長期滞在だけでなく、グループで集まってパーティーをしたり、普段より少し贅沢な部屋飲みをしたり、さまざまな「特別な日」をシーンに合わせて過ごすことができる。

客室で夜景を眺めながら普段より少し贅沢な部屋飲みを楽しむ

 横浜市は2024年に日本新三大夜景都市に選ばれている。内覧会では、夜景評論家と横浜市関係者が立地と地域の魅力を紹介した。

 新日本三大夜景・夜景100選 事務局代表の縄手真人さんは、横浜を「夜景密度の高い街」と表現する。40か所以上の夜景スポットが集積し、質・量ともに世界的にも珍しい都市だという。歴史的建築を包む光、躍動感あるイルミネーション、水面に映る高層ビルの幻想的な揺らぎの夜景を歩きながら楽しめる。さらに高層階から街全体を俯瞰することで夜景の奥行きが際立つと説明する。

横浜の夜景を「夜景密度の高い街」と表現する縄手真人さん

 一方、横浜市にぎわいスポーツ文化局にぎわい創出戦略部担当部長の森 香里さんは、「横浜の夜景の特徴は、横浜港を囲む街並みそのものの美しさ」と語る。「街の建物が協力しあって行う夜のイルミネーションを堪能し、朝はモーニングクルーズや熱気球が実施されるなど、泊まらなければ味わえない体験を重ねることで『泊まって楽しむ横浜』を発信していきたい」と話した。

「港を囲む街並みの美しさが夜景の特徴」と森 香里さん

 横浜市には年間約3,800万人の観光客が訪れるが、日帰り客が86%を占めることが課題とされる。夜と朝まで含めて横浜を味わう「宿泊の体験」をどう用意するかが鍵になるだろう。OMO5横浜馬車道は、横浜に泊まる意味を体感できるホテルである。高層階から街を見渡し、地上に降りて歩き、また戻る。そう繰り返すことで、横浜の街の広がりや成り立ちが見えてきて、旅が楽しくなる。フロント横の「ご近所マップ」には、スタッフおすすめの店やスポットがまとめられ、街歩きの助けとなってくれる。スタッフによるガイドツアーも期待したい。

宿泊者専用ラウンジでのローカルリズムナイトを毎日開催。館内にはビリヤードをはじめとする4つのプレイゾーンや、シアタールームもある