2. PUMA「CLYDE VINTAGE」

スニーカー¥15,400/プーマ(プーマ お客様サービス)

シンプルなルックスに、些細な差異が生み出すニュアンス

 一歩進んで2歩下がるが、続いては件の「クライド」。先述のように「スウェード」から派生しているため基本的な構成要素はほぼ同じ。アッパーサイドに入ったネームロゴが最も顕著ではあるものの、それ以外ではフォームストライプの角度やヒールのキャットマークの有無など、素人では違いに気付かぬほど差異は些細。

 2023年は、発売から50周年を迎えるアニバーサリーイヤーということで、様々なバリエーションが展開されたが、その中でもヴィンテージ仕様の本モデルを推す声も多い。アッパーとサイドにあしらわれたフォームストリップは、履き込むことで経年変化が楽しめるレザー素材で統一。エイジング加工が施されたミッドソールも相まって、その姿に同作が歩んできた歴史を垣間見る。