ヨーロッパ調の高級リゾートホテル

湖畔に建つフェアモントシャトーレイククルーズホテル 写真=アフロ

 カナディアン・ロッキーでおすすめのホテルが、バンフ国立公園内にある「フェアモントシャトー レイクルイーズ」。1890年、登山家や自然愛好者のために平屋の丸太小屋が建てられたのが発祥のホテルです。

 ホテルからはそびえ立つ山々と雄大なビクトリア氷河、ターコイズブルーに輝く美しいルイーズ湖という、素晴らしい景色を眺めることができます。

 設備の整った客室はじめ館内は、エレガントで洗練された空間です。スパとプールがあり、スパでは専門的な知識と優れた技術をもつスパセラピストチームが、フットマッサージやボディスクラブ、フェイシャルまで、心と体を癒してくれます。屋内・屋外フィットネス & ウェルネスのコースも多数あり、宿泊客は無料で利用できます。

 大英帝国植民地のホテルらしく、レストランでは美しい景色を見ながら「アフタヌーンティー」が楽しめます。また、地元の農家から仕入れた新鮮な食材を使っています。ブランド牛のアルバータ牛もぜひ味わってみてください。アルバータ州はライ麦を主原料とする「ライウイスキー」の名産地なので、食後はウイスキーや、有名なカナダのデザートワイン「アイスワイン」を楽しむもよいでしょう。

 ホテルのアクティビティも充実しています。ルイーズ湖をカヌーで進み、壮大な山の景色が満喫できるコースはぜひ体験していただきたいアクティビティです。また、周辺を探索するガイド付きのマウンテンアドベンチャープログラムでは、認定ナチュラリストが壮観な地形を案内してくれます。アグネス湖やサンピラン山などへのガイド付きハイキングもあります。体力に自信がある方は、アグネス湖からビッグ・ビーハイブを目指すトレッキングに挑戦してください。標高2269mからロッキー山脈やレイクルイーズを眺めるために、世界中から観光客が訪れています。

 馬に乗って西部開拓時代の雰囲気を体験するコースもあります。山道をたどったり、急流の川を渡ったりと、風光明媚なトレイルを馬に乗って探索できます。

 このほかホテルでは早朝、澄みきった空気の湖畔をジョギングするコースや、屋外で夕日を眺めながら行うサンセットヨガなど、ここでしか味わえないアクティビティを開催しています。

カナディアン・ロッキーの玄関口バンフのメインストリート © DANEVANSMEDIA

「フェアモントシャトー レイクルイーズ」へは、カルガリー空港から、車で2時間30分という距離です。空港からは主なホテルへのシャトルバスも運行されていて、手軽に行くことができます。

 ジャスパーまで行かれるなら、レイクルイーズとジャスパーを結ぶ「アイスフィールズハイウェイ」は、カナディアンロッキーに沿って走っていて、大自然を満喫できることで有名です。

 カナダが誇る世界遺産カナディアン・ロッキーは、決して期待を裏切らない絶景の地です。ベストシーズンは5~9月頃ですが、スキーが好きな方はぜひ冬の雪景色も楽しんでみてください。

 

※旅行に行かれる際は外務省海外安全ホームページなどで現地の安全情報を確認してからお出かけください。

https://www.anzen.mofa.go.jp/