羽田空港から飛行機で徳島阿波おどり空港まで約1時間。徳島には世界三大潮流の渦潮と、何時間いても見飽きない美術館など、夏こそ楽しめるスポットがたくさんあります。

取材・文=TEAM GOKUH 取材協力=春燈社(小西眞由美) 

鳴門海峡に架かる大鳴門橋 画像提供:徳島県観光情報サイト「阿波ナビ」とくしまフォトギャラリー

世界三大潮流「鳴門の渦潮」の楽しみ方

 空港からレンタカーやタクシーで約30分、JR鳴門駅からだと約15分で、海上遊歩道「渦の道」に到着します。徳島県鳴門市と兵庫県南あわじ市の間にある鳴門海峡に発生する渦潮を体感できる施設です。

 鳴門海峡の潮流はイタリアのメッシーナ海峡、カナダのセイモア海峡と並んで「世界三大潮流」のひとつといわれています。瀬戸内海と紀伊水道の干満差で激しい潮流が発生し、その速さは最大時には時速20km以上。この潮流によってできる渦潮の大きさは最大時には直径20〜30mにも達し、世界最大級です。

海上遊歩道「渦の道」 画像提供:徳島県観光情報サイト「阿波ナビ」とくしまフォトギャラリー

「渦の道」は全長450mあり、ここから観る雄大な景色はまさに絶景。途中4箇所に設けられたガラス床からは、海上45mの高さから真下に渦潮を観ることができ、スリル満点です。

ガラス板からは真下に渦潮が見える 画像提供:徳島県観光情報サイト「阿波ナビ」とくしまフォトギャラリー

 遊歩道の左右両側は、橋への風圧の影響を軽減するため網構造(フェンス)になっていることから、潮の匂いや潮風、岩にぶつかる波の音を直に感じながら、太平洋と瀬戸内海の両方を眺めながら歩くことができます。

 また、観潮船に乗って近くで渦潮を観るのも、ダイナミックで楽しいと思います。

※1日のうちで潮流が最速となる時間帯に迫力ある渦潮が発生し、潮の流れない時間帯は渦潮を見ることはできません。見頃の時間は「潮見表」でご確認ください。