徳島市街探索と徳島ラーメン

 渦潮と美術を堪能したあとは観光スポットの多い徳島駅近くに戻って一泊しても、そのまま鳴門や、淡路島に宿泊しても良いと思います。今回は徳島駅周辺をご紹介しましょう。

 徳島といえばやはり阿波おどりでしょう。400年以上の歴史がある伝統芸能で、毎年8月12日から15日までの間に開催され、国内外から100万人を超える観光客が訪れます。

阿波おどり会館 画像提供:徳島県観光情報サイト「阿波ナビ」とくしまフォトギャラリー

 この時期に行けなくても大丈夫です。市中心部にある「阿波おどり会館」を訪れてみてください。一年中阿波おどりの魅力に触れることができます。

眉山山頂から見える夜景 画像提供:徳島県観光情報サイト「阿波ナビ」とくしまフォトギャラリー

 ミュージアムやお土産のある物産観光交流プラザもあり、会館の5階が眉山ロープウェイ山麓駅になっています。眉山はさだまさしさんの小説で有名になり、松嶋奈々子さん主演で映画化もされています。山頂からは市街はもちろん、天気の良い日は淡路島や、紀伊半島を一望できます。夜景もきれいなので、ぜひ登ってみてください。

ひょうたん島クルーズ 画像提供:徳島県観光情報サイト「阿波ナビ」とくしまフォトギャラリー

 また、徳島駅周辺は街の中を縦横に川が流れ、いくつもの島で構成された水都です。市内中心部に位置する新町川と助任川に囲まれた中洲は、その形から「ひょうたん島」と呼ばれ、中洲を1周する遊覧船「ひょうたん島クルーズ」があります。いくつもの橋をくぐりながら、美しく整備された川岸の公園やヨットハーバーを眺める約30分のコースは、思いのほか迫力もあっておすすめです。7月、8月はナイトクルーズもあります。

生卵が特徴の徳島ラーメン 画像提供:徳島県観光情報サイト「阿波ナビ」とくしまフォトギャラリー

 徳島でのおすすめランチは、ご当地ラーメンの中でも人気が高い徳島ラーメンです。スープがお店によって豚骨ベースの「白」、豚骨醤油ベースの「茶」、鶏ガラベースの「黄」と三系統に分かれているのが特徴です。生卵と豚の薄切り肉のトッピングが王道で、ごはんとの相性が抜群!おかずとしても最高のラーメンです。茶系の有名店は「いのたに本店」ですが、「かわい」という黄系のお店もおすすめです。

 四国4県のなかでは意外と魅力が知られていない徳島ですが、自然とアート、文化が堪能でき、夏にぜひおすすめしたいスポットです。