シャープなデザイン&シルエットで若さとセンスの良さをアピール
時をさかのぼること2017年4月、フランス北部の街アラスでの選挙運動集会の終わりに壇上に立つ大統領候補だったエマニュエル・マクロン氏。当時、極右政党「国民連合」のマリーヌ・ルペン党首と大統領の座を争った。
「大統領になる前も、ナローラペルスーツ、ナロータイといったモード的なスーツスタイルだったのですね。シュッと見えてシャープな印象です。歳を重ねた政治家や他国の大統領はもっと貫禄のあるクラシックなスーツを着用していることが多いですが、モードファッション本家のお国柄でしょうか、さすがフランスの大統領といった感じです。
貫禄や風格のあるクラシックスーツを着用する他国の大領領に比べ、若々しく見えますね。意図しているかどうか分かりませんが、服装の印象で差別化にもなります。強いて言うのであればスーツのサイズ感が惜しい。シャツの袖が見えすぎているので、もう少し袖が長いほうがよかったですね」。