人気アーティストや映画の撮影地

 博物館入り口の脇には切り出された断面が露出している巨大な岩山があり、坑内に入ると、目の前に約2万平方メートルの巨大な抗内空間が広がります。天井も高く、間接照明やところどころにある窓から差し込む光が神秘的で、まるで神殿のような空間です。

 音の響きや岩肌のざらっとした感じなどと相まって、異空間に迷い込んだような感覚になります。さらに梅雨でも湿気がなく、真夏でもジャケットが必要なほどの涼しさ。これは大谷石に含まれるゼオライトという鉱石の効果で、消臭や防カビも期待できるそうです。

 この幻想的な雰囲気から有名アーティストのミュージックビデオやCM、劇場用映画、TV番組やドラマの撮影場所にも数多く使われていいます。

 たとえば長澤まさみさんやKis-My-Ft2の写真集、GRAYの東京ドームコンサートのパンフレット、東方神起のライブツアー用映像撮影のほか、劇場映画では「新・妖怪大戦争」「翔んで埼玉」「刀剣乱舞」「仮面ライダーシリーズ」「暗殺教室」「るろうに剣心 京都花火編」「LIAR GAME final stage」、今年4月公開の話題映画「世界の終わりから」、TVドラマ「イチケイのカラス」「イノセンス 免罪弁護士」などなど。そのため、聖地巡礼に訪れる人も少なくありません。最近では、大谷翔平さんの資料館と勘違いして来館する人もいるそうです。

※入館時間は4月~11月9:00〜17:00(最終入館16:30まで) 12月~3月9:00〜16:30(最終入館16:00まで)

入場料:大人800円 子供:400円(小・中学生)4月〜11月は無休。