文・写真=村井美樹 編集協力=西垣一葉(春燈社)
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三浦半島をお得に満喫できる「みさきまぐろきっぷ」
夏もいよいよ真っ盛り。今回は都心からお得にプチトリップができる、京浜急行電鉄の「みさきまぐろきっぷ」をご紹介します。
「みさきまぐろきっぷ」は、品川駅から三崎駅口駅までの「京急線往路乗車券(ゆき・かえり)」、現地での「京急バスフリー乗車券」、加盟店舗でお食事を楽しめる「まぐろまんぷく券」、アクティビティやお土産に利用できる「三浦・三崎おもひで券」がセットになって3760円(大人・磁気乗車券)という、かなりお得なきっぷです。スマートフォンで購入・利用できるデジタルきっぷにすれば、さらに100円がお得になります。
この「みさきまぐろきっぷ」で、友人と娘と一緒に城ヶ島へ。娘はこの時が初めての京急で、品川駅から乗車した途端に2100形の青地に赤い水玉模様のクロスシートに大はしゃぎ。「可愛い!」とすごく気に入って、「帰りも水玉のシートがいい!」というくらい好きになっていました。
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オープントップバスで景色を堪能
品川駅から三崎口駅までは、あっという間の65分。京急の車内や移りゆく車窓を楽しみながら到着すると、なんと三崎口駅が「三崎マグロ駅」になっていました(笑)。こういうところにも遊び心があって良いですよね。
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三崎口駅からは「KEIKYU OPEN TOP BUS 三浦」に乗って、城ヶ島まで向かいました。「三浦・三崎おもひで券」1枚につき「座席指定券」1枚と引き換えてくれるので、それを使って乗車したのです。このバスは2100形をイメージしていて、京急のマスコットキャラクター「けいきゅん」の顔をした可愛らしいデザインになっています。
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この日の気温は27~28度くらいで、暑さも直射日光もそれほど気にならなかったので、三浦半島の風景を思いきり堪能することができました。風力発電の風車がぐるぐるまわっている様子や、キャベツや大根、スイカ畑が一面に広がるのどかな景色を見られたり、城ヶ島大橋を渡って爽やかな海沿いを走ったり……。バスガイドさんが観光案内をしながら、いろいろと巡ってくれるので娘もとても楽しんでいましたね。屋根のない2階建ての座席は見晴らしもよく、開放感があってとても気持ちよかったです。
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私の場合は、娘にいろいろな乗り物に乗ってほしくて「KEIKYU OPEN TOP BUS 三浦」を選びましたが、「三浦・三崎おもひで券」を利用できる場所はほかにもたくさんあります。加盟店でお土産と交換できるのをはじめ、カフェのスイーツでほっとひと息ついたり、三崎港で水中観光船「にじいろさかな号」に乗船したり、三浦マホロバ温泉や油壷温泉で日帰り入浴をしたり、レンタサイクルや一人乗り電気自動車「my-mo(ミューモ)」などに利用することも。さまざまなアクティビティやお土産が用意されているので、どこで使うのかを考えるのも旅の楽しみのひとつになりますよね。