文・写真=村井美樹 編集協力=西垣一葉(春燈社)

三嶋大社
源氏・北条氏のゆかりの地を走る駿豆線
NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』を毎週楽しみにしている方は多いのではないでしょうか。ご多分に漏れず、私もそのひとり。幕末や戦国時代に比べると平安~鎌倉時代はそこまで知識がなかったのですが、『鎌倉殿の13人』を観ているうちに、この時代もすごくおもしろいなとどんどん引き込まれています。
そこで、今回は静岡県の伊豆半島を走る伊豆箱根鉄道駿豆線をご紹介したいと思います。駿豆線が走る一帯は、『鎌倉殿の13人』に登場する源氏や北条氏のゆかりの地です。ドラマの世界観を味わえるスポットがたくさんあるのです。

「いずっぱこ」の愛称もある伊豆箱根鉄道駿豆線 写真=アフロ
富士山のふもとの街である三島から由緒ある温泉地の修善寺までを結ぶ駿豆線。天気がよければ車窓から富士山の絶景が! 三島駅から修善寺駅に向かうなら、進行方向右側の席だと富士山がよく見えます。車内はセミクロスシートになっていて、ロングシートもクロスシートもあります。普通列車でも、クロスシートがあると一段と旅気分があがりますよね。

駿豆線の車内。赤いクロスシートがレトロで味があります
車体のカラーには、

大河ドラマ「鎌倉殿の 13 人」ラッピング電車 写真=伊豆箱根鉄道