こんぴらさんの門前町・琴平

 多度津駅でアンパンマン列車を降り、その日は琴平に宿泊しました。宿は「ことひら温泉 御宿 敷島館」。金刀比羅宮の表参道にはかつて国の登録有形文化財に指定されていた旧「敷島館」があったのですが、共立リゾートがその古材を用いて新たな温泉旅館として蘇らせました。古き良き老舗旅館の佇まいを堪能しながら、きれいで新しい建物を利用できます。

「ことひら温泉 御宿 敷島館」の前で

 全館が畳敷なのも、清潔感があって良かったです。裸足で館内を歩き回れるので、娘も気持ち良さそうでしたね。靴や靴下を履かせたり脱がせたりするのはひと手間なので、子連れには嬉しいポイントです。

 お夜食に「夜鳴きそば」を無料で食べられるサービスも。昔懐かしい味の醤油ラーメンで、とても美味しかったです。温泉がさらっとしていて心地良く、金刀比羅宮の参道にあってアクセスも良いので、琴平でおすすめの宿です。

 また、琴平といえば「こんぴらさん」の愛称で親しまれている金刀比羅宮が有名ですが、今回の旅ではこんぴらさん参りは断念しました。娘を抱っこしながら785段もある石段をのぼる覚悟が持てませんでした。

金刀比羅宮の御本宮。子連れで785段の石段をのぼるのは相当ハード!娘が体力がついたら、またいつか挑戦したいです

 しかし、上までのぼらなくても、門前で食べ歩きするだけで満喫できるのが琴平の良いところです。たとえば、「おいりソフト」。おいりは、結婚の引き出物として香川に伝わる縁起のいい米菓子です。パステルカラーのつぶつぶした見た目がとてもかわいいのですが、このおいりがソフトクリームにトッピングされています。おいしいうえにカラフルで映えるので、目にも口にも楽しめますよ。

見た目も可愛い「おいりソフト」