トゥールビヨンのセンターにダイヤモンドが
そしてシャネルらしく、美しく、そして、技術をも追求した『J12 ダイヤモンド トゥールビヨン』も発表している。これは、シャネル初の自社製フライングトゥールビヨン ムーブメント、Cal.5を搭載した複雑時計である。
トゥールビヨンは、ガンギ車やテンプといった調速脱進機構全体をキャリッジ(カゴ)に入れて回転させることで、力を相殺して精度を維持する仕組み。限られた工房でしか製作できない高度な技術でもある。
そのトゥールビヨンのセンターには0.18ctのダイヤモンドが輝いている。精度を司る機構なので、重量のバランスが重要であることは言うまでもなく、ダイヤモンドは絶妙な加減でカットされているのだ。これは、まさにシャネルの技術とセンスがあってこその造形である。
モデルはセラミックベゼルにダイヤモンドを配したものと、マットブラック セラミックの2種類。それぞれ世界55本限定である。
さらには、いかにもシャネルらしい、と誰もが思う3モデルが用意されいる。
『マドモアゼル J12 ラ パウザ』は、マドモアゼルが、おなじみのシャネルスーツに代わり、ボーダーのカットソーとセイラーパンツというスタイルで、ダイヤル上で躍動する。両腕が時分針となり、時を刻むのだ。シャネルにしかできないデザインである。
もう1本は『マドモアゼル J12・XS』。キャラクターとなったマドモアゼルがケースと一体化したかのようなモデルだ。10時位置にある立体的なココモチーフの帽子には、ダイヤモンドが1粒セットされている。直径19㎜の小型ケースである。
そして、ブラックのドレスとパールを纏ったガブリエル・シャネルのシルエットが、グランフーエナメルで描かれた『J12ガブリエルキャリバー3.1』もシャネルらしい1本。ベゼルにバゲットカットのダイヤモンドを配した、絵画のようなモデルである。
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