スイスの老舗ウォッチメゾンであるボーム&メルシエと、世界屈指のラグジュアリーホテル、マンダリン オリエンタル 東京がコラボレーションカフェを2025年3月9日(日)まで、マンダリン オリエンタル東京37階の『マンダリンバー』に期間限定でオープンしている。

常に時計デザインのトレンドを牽引

 ボーム&メルシエは1830年の創業と、世界で6番目に古いといわれる老舗時計ブランドだ。伝統を継承しながら常に時代を意識することで、常に時計デザインのトレンドを牽引してきている。いわゆるトレンドセッターというべきブランドでもある。

 一方、マンダリン オリエンタル 東京は、ザ マンダリン 香港とザ オリエンタル バンコクというアジアが誇るラグジュアリーホテルが中核をなす、マンダリンオリエンタルホテルグループの一翼を担う最高級ホテル。2005年の開業以来、最高の設備、高いサービス、そして、上質なレストラン、バーと充実したホテル運営に定評のある5つ星ホテルである。

 そんな2つの名門がコラボレーションした企画である。一見の価値はあるはずだ。

 ということで、オープンに先立って『BAUME Cafe』を覗かせていただいた。まず、メインエレベーターホールに降りると、展示スペースでボーム&メルシエのアイコニックなΦ (ファイ)マークの3Dオブジェが出迎えてくれる。

この時期ならではの特別なメニュー

 店内には、ボーム&メルシエのメインコレクションである『リビエラ』『ハンプトン』『クラシマ』『クリフトン』が展示されている他、ボーム&メルシエのロゴの一部であるアイコニックなΦマークや時計のフォルムを表すアートのようなミニオブジェも置かれている。オリジナルのフラワーベースやテーブルクロスなどインテリアにも抜かりはない。

 夜の帳が下りると、東京の夜景が一望でき、気持ちも自然と高まる。そして、マンダリン オリエンタル 東京が誇るこの時期ならではの特別なシーズナルメニューやボームカフェ限定メニューなどが、気分をさらに盛り上げてくれるのだ。

 たとえば、ウォッチコレクションからインスピレーションを得た「リビエラ」は、トリュフとハーブのエッセンス、グレープジュース、フィーバーツリー地中海トニックウォーターをブレンドした洗練されたマティーニスタイルのモクテル。スイスの象徴的なキルシュトルテからインスピレーションを得た「クラシマ」は、キルシュ、アブサン、ベルモット、グレープジュース、バタースコッチ、ペイショーズビターズをフィーチャーした、エレガンスと伝統を体現した大胆なショートカクテルである。

 また期間中は、スイスのウォッチメイキングの世界を体感できるワークショップなどの予定もあり、マンダリン オリエンタル 東京という優雅な空間で、ボーム&メルシエの世界をフルに体感できるまたとないチャンスである。