湯上りの一杯は宿自慢の名物カクテルで
地の恵みを活かした料理が好評
夕食は天然鯛をはじめ、瀬戸内の食材を使う会席料理。料理にあう地酒も豊富に揃う。朝食は和洋バイキング。プランによって宴会場あるいは個室の食事会場が利用できる。また「風待ちレストラン」ではランチ営業を行なっているので、連泊や日帰り利用に便利だ。
名バーテンダー・田村知行さんが創作カクテルなどを提供
滞在中にぜひ立ち寄りたいのが、館内の「BARサファイア」(営業は20時頃〜不定休)。浴衣のままで訪れやすい雰囲気ながら、味わえるカクテルは超一級。理由は東京の名門ホテルに40年勤めた名バーテンダー・田村知行さんが、創作カクテルなどを提供しているからだ。田村さんは大島上島の美しさに惚れ込んで移住。キャリアを見込んで当ホテルのバーにスカウトされたという。
ロビーの一角に設けられた「BARサファイア」
オリジナルカクテル「フルムーン大崎」
オリジナルカクテル「フルムーン大崎」は、瀬戸内海に浮かぶ満月をイメージして作った一番人気のカクテル。カシスリキュールをベースにして暮れなずむ島の色を表現している。
オリジナルカクテル「瀬戸内ブルー」
またオリジナルカクテル「瀬戸内ブルー」は、瀬戸内海の色をイメージして作られたカクテルでコンテストにも輝いている。こちらは竹原にある藤井酒造の日本酒「龍勢」をベースにし、島内の「岩﨑農園」のレモンや竹原の塩でアクセントを添える。島の柑橘を使うノンアルコールカクテルも用意。
行き交う船を眺めながら静かな休日もいい
島内めぐりもぜひ。例えば宿から車で5分ほどにある木江(きのえ)港は、造船業が盛んで進水式が見られることもある。古くから潮待ち・風待ちの港として賑わったエリアで、木造屋敷が点在するノスタルジックな町並みを散策するのも楽しい。
太陽が織りなす色彩に心癒やされる
