【定番名品シリーズ】機能、素材、デザインとTPOにあわせて選びたいソックス5選、海外の老舗から日本のブランドまで｜誰もが愛せるタイムレスなマスターピース（第10回）ソックス編

5. HALISON

糸からこだわり尽くし柔らかさとホールド性を追求

　創業1925年の「窪田莫大小（メリヤス）工場」を背景とし、1966年に靴下専門ブランドとしてスタートしたハリソン。発足当時のトレンドであるアイビーを意識した物作りを特徴とし、特にアーガイル柄のソックスは人気作のひとつ。また長年専門技術を磨き続けるなか、プロダクトとしての高い完成度も確立。

　写真の一足はフィット感や耐久性を追求したリブ編みのカジュアルモデル。太糸を用いゆったり編むことに始まり、かかとのサポート部分を長めに設定するなど、優れたホールド性とズレを生まない仕立てを実現。さらに写真のモデルでは、ヌメリ感を持つスーピマコットンにシルク風加工を施した糸を使用し、上質感と包み込むような柔軟さを打ち出している。専門ブランドらしいこだわりを随所に込めた名品と言える一足だ。