* 本コンテンツは以下講演の【講演動画】と【全文採録記事】で構成しています *
第3回 DX人材フォーラム
「顧客思考を中心においたデジタル変革人材の育成」

開催日:2023年9月19日(火)
主催:JBpress/Japan Innovation Review

 ものづくりとエンジニアリング技術を強みに、多岐にわたるビジネスを展開する日立造船。今後は、デジタル技術を自社の成長の重要な要素と位置づけ、2025年の製品IoT化率60%、DX人材育成500名というKPIを掲げて、デジタル人材の育成に乗り出しました。目標実現のためには「従来のプロダクトアウト思考からの変革が重要」と訴えるのは、全社のDX推進を担うデジタル戦略企画室の白川哲也室長です。

 白川氏は、日本企業のDXが進みにくい要因の一つとしてIT企業への依存の高さを指摘し、ITの内製化、つまり「付加価値の高い製品・サービスを提供できる人的インフラを整備する必要がある」と説きます。

 その上で白川氏は、同社が取り組むDXリーダー育成の取り組みについて紹介。DX人材の育成には、事業やサービスを通じて顧客に新しい価値を提供する際に重要な3つのポイントを押さえる必要があると語ります。

 創業143年目を迎える日立造船が全社DXの強化軸として位置付ける、DX人材の育成とは。2021年にスタートし、試行錯誤を繰り返しながら現在2期目に突入したという、その取り組みの軌跡を、白川氏が振り返ります。

【TOPICS】

  • 日立造船におけるデジタル戦略企画室設置の位置づけ
  • プラットフォームを強化、共通化することの狙い
  • 日本企業のDX化が進みにくい要因
  • DX人材育成が必要な理由
  • プロダクトアウトの視点とデザインシンキング日立造船が進めるDXリーダー研修と手応え、課題
  • DX人材育成における3つのポイント