* 本コンテンツは以下講演の【講演動画】と【全文採録記事】で構成しています *
第6回 ファイナンス・イノベーション
特別講演3「企業変革と『CFO思考』 ~ PBR1倍超へのチャレンジ」

開催日:2023年7月18日(火)
主催:JBpress/Japan Innovation Review

 2023年3月、東証がPBR※1の低迷する上場企業に対して改善を要請したことは大きな波紋を呼びました。今回は、長らくPBR1倍割れの状況に苦しんできた三菱フィナンシャル・グループとニコンでCFOを務め、低迷からの脱却に奮闘してきた経験を持つ現ニコンCFO・徳成旨亮氏による講演です。

 冒頭にて、徳成氏は「PBR1割れの『価値破壊企業』には存在価値がないのか」という疑問に対し、「決してそのようなことはない」と断言します。そして、「資本市場側に企業の真の価値が見えていないことが、PBR1倍割れの大きな要因である」と続けます。

 では、三菱UFJフィナンシャル・グループとニコンは、企業価値向上に向けてどのような取り組みをしてきたのでしょうか。また、その中でCFOが果たす役割とは。本講演ではそれらが詳(つまび)らかにされるとともに、これからの日本企業に求められるCFO像が示されます。

※1 Price Book-value Ratio:株価純資産倍率。株価が割安か割高かを判断するための指標。PBRが低いほど株価は割安と判断される

【TOPICS】

  • 日本の上場企業の4割は価値破壊企業
  • 企業の「アニマルスピリッツ」を刺激する「CFO思考」とは
  • ニコン PBR1倍割れからの脱却
  • ニコンの企業価値向上の取り組み:創造を通じてサステナブルな社会に貢献する
  • ニコンの企業価値向上の取り組み:人的資本経営を推進し、就職人気ランキングで業界トップへ
  • これからの日本企業に求められるCFO像
  • (まとめ)CFOのマインドセットが企業を変える