ハイブランドから続々！周りと差がつくジェンダーフルイドなフレグランス10選｜今から秋にかけて使える、自分らしさを演出できる珠玉の香り

４）ディプティック「ロー パピエ」

“紙”にオマージュを捧げた香り

　調香師ファブリス・ペルグラン氏は「ロー パピエの創造は一冊の本を書くようなもの」とという。原料が紙を表すパーツになっており、ホワイトムスクは“白紙のページ”、ブロンドウッドアコードは“紙の原料”をイメージ。ライススチームアコードは“紙の素材感”を連想させ、ミモザは“クリエイティブな衝動”を表現しているといいます。何も書かれていない白いページにアイデアを書き連ね、想像力を解き放つ。その重要な媒体である“紙”や“インク”の香りを表現している。

紙の上に自由に広がるインクのよう！ウッディムスキーフローラルの香り

　ホワイトムスクをベースに置きつつ、時間が経つにつれて香りがじんわりと変化していきます。紙の上でインクが滲んでいくように、どこか懐かしい紙の香りや、ふんわりと柔らかいフローラルノートが際立っていきます。パウダリーな中にウッディな鋭さもあり、ミモザの華やかさも感じられるユニークな香りに。今までにない香りの調べになっている。