仕事や日々の雑事を忘れられる、非日常空間へ行きたい! 誰でもそんな気持ちになることがあります。その願いを簡単にかなえられるのが、伊豆半島の東部、相模湾海上に浮かぶ離島・初島です。1年を通じて温暖なこの島には、日常を忘れさせてくれるたくさんの魅力が詰まっています。

取材・文=TEAM GOKUH 取材協力=春燈社(小西眞由美) 写真提供:株式会社富士急マリンリゾート

初島港と定期観光船「イルドバカンスプレミア」

初島まではカモメと一緒に

 熱海港の南東約12キロメートルに位置する初島は、静岡県唯一の有人島。首都圏から一番近い離島として知られています。面積約44ヘクタール、周囲約4キロメートルという平坦で小さな島には四季を通じて花が咲き、南国情緒があふれています。

 初島へは東京から熱海まで新幹線で40分、熱海からバスで15分ほどの熱海港から定期船で30分。日常の喧騒を忘れさせてくれる、のんびりとした島時間を味わうことができます。

 定期船の広々とした船内でゆったりと過ごすのも、見晴らしの良い展望デッキに出るのも良いでしょう。晴れた日には富士山が見えることもあります。

 11月中旬から3月中旬までは、シベリアからやってくるカモメにエサをあげたりしながら30分という短い時間ですが、十分、船旅気分が味わえます。

 定期船は通常、朝7時30分から17時20分の間に、10便運行。予約なしで乗船できるので、気軽にアイランドリゾート楽しめます。