あちこちあれこれ欲張らず、あえて季節を選び、1か所にしぼってじっくり味わう—そんな贅沢な旅を、長年旅行業界に携わるプロフェッショナルが紹介します。第1回は国内旅行で人気の高い沖縄。ハイシーズンは夏ですが、今回はゴールデンウィーク前の沖縄をおすすめします。沖縄の海開きは毎年3月中旬。いち早く海を楽しむことができます。とくにゴールデンウィーク前は訪れる人が少なく、ホテルのプライベートビーチやプールで、のんびり贅沢な時間が過ごせます。
取材・文=TEAM GOKUH 取材協力=春燈社(小西眞由美) 写真提供=ハイアット リージェンシー 瀬良垣アイランド 沖縄
梅雨や台風を避けてリゾート気分を満喫
沖縄の梅雨入りの平年値は5月10日、梅雨明けは6月21日です。また、台風の発生頻度が高いのは7月〜9月なので、沖縄で海を楽しむには、ゴールデンウィーク前までが隠れたベストシーズンなのです。ピーク時とは違って、海やプールでプライベート感あふれる時間が過ごせるのも、大きな魅力になっています。
今回、とくにおすすめしたい「ハイアット リージェンシー 瀬良垣アイランド 沖縄」は、沖縄本島と1本の橋でつながっている瀬良垣島にあるリゾートホテルです。沖縄屈指のビーチリゾート・恩納村の美しい海に囲まれ、まるで外国の南の島にいるような気分になります。
東京から行く場合、飛行機で羽田空港〜那覇空港が2時間15分、空港からリムジンバスに乗って1時間20分でホテル着。1泊でも十分のんびりできます。
開放感あふれるインフィニティプール
ホテルにはジャグジーやスチームサウナのあるインドアプール、曲線が美しい琉球独特のグスク壁をモチーフとした屋外のグスクプール、海水を用いたラグーンがあり、まるで海と一体となっているかのような気分が味わえます。
最近、手すりなどの視界を遮るものがなく、目の前に広がる海とつながっているように見えるインフィニティプールの人気が高まっていますが、グスクプール、ラグーン、海面とそれぞれに段差を設けてあり、プールが海にまで続くような素晴らしい光景が楽しめます。ビーチからは海に沈む夕日も眺められます。
部屋からビーチやプールには、専用の「シーサイドエレベーター」で。ロビー階を通らずにアクセスできるので、南の島気分で気軽な服装のまま移動できるのがうれしいです。また、プールエリアから遊歩道を通ってプライベートビーチに行くことができます。
プライベート性が高いビーチにのんびりと横たわり、しばし時間を忘れてみてはいかがでしょうか。