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いつでもどこでも「ちょうどいい」服
藤原ヒロシとイラストレーター・スケートシング、北九州市小倉のスケートウェアショップ「THIEVES(シーブス)」の店主・岩井徹、アパレル経験者・水継の4人が1990年にスタート。日本のストリートファッション黎明期にシーンを牽引した存在として有名だ。
愛らしい“g”のロゴは、ストリート好きの目印。ベーシックなアイテムに、スケシンのセンスが炸裂するイラストやグラフィックが配され、無二の“ちょうどいい”感を表現していた。2017年にブランドは終了してしまったが、藤原ヒロシの代名詞的ブランドとして、今なお根強い人気を誇る。
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肩肘張らないフツーのデニムが藤原節
リーバイスとの過去のクリエイションを振り返っても、同氏は永世定番たるボタンフライの「501」より、ジップフライの「505」が好みの様子。自身が手がけるブランドでも、こうしたわずかにユルく、わずかにテーパードした、いわゆる“フツーのジップフライジーンズ”を幾度もリリースしているが、これにナイキのスニーカー(とくにエア フォース 1)を合わせるのが、氏の定番スタイル。
フツーであるがゆえに、トレンドとは距離を置き、いつでも履ける。迷った時に自然と手が伸びるのは、えてして特筆すべき武器を持つより、こういう“ちょうどいい”ジーンズだったりする。