3. Crockett&Jones

シューズ¥126,500/クロケット&ジョーンズ(グリフィンインターナショナル)

正統派にしてカジュアルな要素と独自フィットを追求

 英国靴の聖地と呼ばれるノーザンプトンにて、1879年から続くクロケット&ジョーンズ。伝統的な靴製法であるグッドイヤーウェルテッド式に長けていることはもちろん、世界的著名ブランドのOEM生産を長年こなすことから、非常に多彩なテクニックを有すことでも知られている。

 この「セッジムーア3」は、数あるプレーントゥのなかでも、野趣あふれるストームウェルト(アッパーとソールをつなぐ部分を補強するパーツ)や安定感ある木型使いにして、全天候型ラバーソールを採用するなど、硬軟のバランスがほど良く取れたスペック。生粋の英国靴でありながら日本人の足型も考慮しており、かかとがきちんとホールドされる独自設計も見逃せない。まさに進化するトラッドと呼べる名品シューズなのである。