4. SOUTIENCOL

ジャケット¥71,500/スティアンコル(ユニバーサルラボ)

日本式トラッドの真面目な進化形

 日本のアイビールックの原点として1960年代に一世を風靡したヴァンヂャケット。その伝説的なブランドにてデザイナーを務めた三浦俊彦が1992年に立ち上げたレーベルであるスティアンコル。“単なる古典ではない本物のクラシック”を標榜し作り出すアイテムは、時代に媚びず真に着心地良く愛用できるネオトラッドと言えるもの。

 創業以来33年間、作り続けられているネイビーブレザーこそは、そんなスティアンコルのアイコンだ。本格的な3つボタン段返りのフロントに加え、人体に優しく沿うナチュラルショルダー、それにウエストシェイプを控えたシルエットなど、着るだけで王道のアイビールックが完成する一着である。

 王道でありながら軽い着心地は、使用生地を現代的にアップデートさせているから。ウールをベースにポリエステル、ナイロンやカシミアをブレンドした独自素材を採用し、ウールタッチでありつつ軽量かつアイロン要らずのイージーケアを実現。まさに正当に進化したトラッドブレザーなのである。