黄金ルーキーたちも活躍

 関東インカレでは1年生のフレッシュな走りも話題になった。1部5000mには同種目で13分22秒99の高校記録を持つ吉岡大翔(順大)が登場。先輩・三浦龍司と一緒にレースを進めると、13分48秒19で4位に入った。「最後は挑戦しましたし、次につながる負けだったのかなと思います」と大学生のレースでも堂々と上位争いを展開した。

 2部5000mにはインターハイ5000mで日本人トップを奪った前田和磨(東農大)が存在感を見せた。5人の留学生が出場した決勝でも上位集団を追いかける。鶴川正也(青学大3)に届かなかったが、13分57秒25で4位(日本人2位)に食い込んだのだ。

「日本人トップは達成できませんでしたが、持っている力は出せたのかなと思います。全日本選考会は最終組で勝負して、箱根予選会は日本人トップを狙いたい」と前田。黄金ルーキーが箱根駅伝で10年ぶり70回目の出場を目指す古豪の〝救世主〟となるのか。

 次なる学生ランナーたちの戦いは6月1~4日に開催される日本選手権。それから6月17日には全日本大学駅伝関東学連推薦選考会がある。ブダペストと伊勢路を目指して、熱いバトル繰り広げられる。