実は、乗り物好きにはたまらない楽しい旅程
最後に、立山ホテルはアクセスも楽しいことをぜひ紹介させてください。富山県の立山駅と、長野県の扇沢駅からアクセスできるのですが、立山駅からホテルに向かい、翌日は扇沢に出るルートをおすすめします。東京方面からでしたら北陸新幹線でJR富山に出て、そこから徒歩で電鉄富山から富山地方鉄道に乗り、1時間ほどで立山に着きます。
立山駅〜扇沢間はマイカーの通行が禁止になっています。そのため、立山駅から立山ケーブルカーで美女平下車(7分)、美女平から立山高原バスで阿弥陀ケ原乗り換え、室堂で下車(50分)、室堂ターミナルの2階がホテルです。途中、美女平から徒歩で富山県の秘境スポット、落差日本一の称名滝にぜひ立ち寄ってみてください。
帰りは室堂から、日本で唯一のトロリーバスである立山トンネルトロリーバスで黒部平(10分)、ここから1本も支柱を使わないワンスパン方式のロープウェイとしては日本最長の立山ロープウェイで黒部湖(5分)、徒歩15分の黒部ダムから関電トンネル電気バスで扇沢(16分)へ。えん堤の高さが186メートルという、日本一を誇る黒部ダムで、迫力の放水を見るのもおすすめです。扇沢からはバスで長野や松本に出られます。
途中の悪城の壁は日本一巨大な岩盤、みくりが池温泉は日本一高所にある天然温泉、立山室堂は江戸中期に建てられた最古の木造山小屋、など、このルートは日本一、日本唯一が目白押しのレアなエリアなのです。
立山・扇沢のどちらかまでマイカーで行く場合は、両駅周辺の駐車場を利用できます(無料駐車場もあり)。また、どちらかから通り抜けする場合、有料の回送サービスもあります。
日常を忘れ、立山の豊かな自然を満喫してはいかがでしょうか。