文・写真=のかたあきこ
らくらくアクセスで標高2000mの山の秘湯へ
北陸新幹線佐久平駅からバスで1時間強。カラマツ林の山道を上ると、小諸市街を見下ろし、中央アルプスを見晴らす絶景が広がる。「ランプの宿 高峰温泉」は長野と群馬県境、標高2000mの地にある。
迎えてくれるのは、4代目主人の後藤英男さんだ。初代が温泉宿をはじめたのは明治35年、その後、大水被害や火災といった苦難を経て、昭和58年に先代が見晴らしのよい現在地へ移転。平成6年にはログハウスの二階建てに全面改築している。
食事処や浴場をはじめ、どこでも絶景と対面できる。食事処「雲表」。朝食時には雲海が見られることもある。山の宿ながら、客室は全23室をウォシュレットトイレ完備にするなど快適さが増した。