RPA単体では味わえない全体最適型DXが生む価値

DX成功にはトップダウンによるマネジメントプロセス変革が必要

JBpress/2019.12.27

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Kofax Japan株式会社 代表取締役社長 荒川勝也氏

 米国発のIA(インテリジェント オートメーション)プラットフォーマーとして、これまで世界で2万5000社にソリューションを実行してきたKofax社が、いよいよ日本への注力を加速。すでに三菱UFJ銀行やゆうちょ銀行など、厳しい選択眼を持つエクセレントカンパニーに支持され、ソリューション導入の実績を築いているが、ここへきてさまざまな業種の企業の注目も集めだした。そこで新たにKofax Japanの社長に就任した荒川勝也氏に、日本のDXの課題と、今後のビジョンについて話を聞いた

デジタル技術活用がデスクトップ改革でくすぶる現状

――デジタル技術を業務変革につなげていくDXではさまざまなテクノロジーやツールに注目が集まっていますが、日本の現状についてどうお考えですか?

荒川勝也氏(以下、荒川) DXにはさまざまな側面がありますけれども、Kofaxが着目しているのは“これからの時代に相応しいマネジメントの在り方を実現する上でのデジタル活用”です。企業経営陣に迫られているのはチェンジマネジメント、つまり経営そのものを変革することであり、多様なビジネスプロセスの各局面において最適なテクノロジーを正しく活用していくことだと私たちは考えます。

――米国をはじめ、多くの国で導入実績を上げているKofax社のIAプラットフォームですが、日本ではまだまだ「RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)を試験的に導入」という段階の企業も少なくありませんね。

荒川 例えばRPAは、デジタル技術を駆使することで繰り返しの多い定型的作業を容易に自動化する優れたツールですが、これだけを単発的に特定部署が採り入れるだけでは、その企業全体のビジネスプロセスを最適化することにはつながりません。

 これからの経営はヒトとロボットとソフトウエア、さらには得意領域やカルチャーの異なるパートナー企業のヒトやテクノロジーなどが協働していく営みをマネジメントし、複雑多様なプロセスを臨機応変かつ効率的に自動化しながら成果に結びつけていかなければいけません。そのためには企業が持つ知的リソースをオートメーション化していく包括的なプラットフォームが不可欠です。