キル・ビル、フォレスト・ガンプ、ホーム・アローン…名作映画に登場する“助演俳優賞ノミネート”スニーカー5選｜今欲しい、大人が選ぶべきスニーカー（40）

2. Onitsuka Tiger「MEXICO66」

ドラゴンが履いたタイガーをオマージュというオタク的選択

　視認性の高さから警告色にも用いられる黄×黒。これとアシックスの掛け合わせといえば『キル・ビル Vol.1』（2003年）だ。主人公は、妊娠を機に足を洗った元・殺し屋。結婚式のリハーサル最中に、属していた組織のボスとその配下である4人の殺し屋から襲撃を受け、すべてを奪われた女の復讐劇を、鬼才クエンティーン・タランティーノ監督がバイオレンス200%で描く。

　同作でユマ・サーマン演じるブライドが黄×黒のトラックスーツともに着用していたのが、同配色を纏った太極拳用シューズ「タイチ」だが、廃番のためここではデザインもよく似た「メキシコ66」を代役にスタンドイン。1960年代の雰囲気を残しつつも、上質で柔らかなレザーとスタイリッシュなシルエット、クッション性に優れたオーソライト中敷きと履き心地は現代的。

　あとは黙って「履イチマイナァ！」とリューなら言う。