パリ五輪に向けて

2023年10月15日、マラソングランドチャンピオンシップで優勝した鈴木 写真=YUTAKA/アフロスポーツ

 10月のMGCで「2位以内」に入った鈴木と一山はパリ五輪の女子マラソン代表に内定した。来年8月の決戦に向けて、どんな目標を考えているのだろうか。

「大きな目標は8位入賞です。そのためには、起伏のあるタフなコースをどうやって制するのか。特に上り坂を強化できるように、トレーニング面だけでなく、メンタル面も大事にしていきたい。初めてのオリンピック出場なので、これまで感じたことのない雰囲気やパリの景色など、すべてを楽しむくらいの気持ちで走りたいと思います」(鈴木)

「パリ五輪はタフなコースだと聞いています。私は坂が得意ではないので、坂とお友達になるぐらいたくさん走って、楽しみだなという気持ちでスタートラインに立ちたいなと思っています。そして東京五輪(8位)よりも良い結果を目指していきたいです」(一山)

 3人目のパリ五輪代表に最も近い位置にいる細田は、MGCファイナルチャレンジ(大阪国際 or 名古屋ウィメンズ)に出場予定。最後のチケットを奪いにいく。

「私は故障が多いので、この冬にしっかり走って、脚作りをするのがまずはポイントになってきます。気持ちが先行しないように、自分のカラダの声を聞いて、トレーニングを進めていきたいです」(細田)

 世界の舞台で戦う3人。マラソン練習では、どんなことにポイントを置いているのか。彼女たちの言葉は市民ランナーのヒントにもなりそうだ。

「マラソン練習ではカラダを正しく使うことを一番意識していますね。苦くなっても、染み付いた正しい動きができていれば進んでいくと思うし、鍛えたい筋肉も強化できるからです。また自分が一番でゴールテープを切るシーンを思い浮かべて、ワクワクする気持ちを掻き立てて練習に向かうようにしています」(鈴木)

「マラソン練習の期間は長いので気持ちのコントロールを大切にしています。過去には練習で疲れきってしまい、元気がない状態が出場することが何回かありました。練習で追い込むことも大切ですが、スタートラインに一番元気な状態で立つという気持ちを持ってトレーニングしています」(一山)

「ジョグでしっかり距離を踏んで、脚を作ることを大事にしています。メンタル面では、練習で苦しんでおけば、試合で少しは楽ができるという気持ちで取り組んでいますね。私は『七転八起』という言葉が好きで、何度失敗しても、立ち上がって頑張ればいい。失敗を重ねながら成長していきたいなと思っています」(細田)

 

NIKE GINZAはワクワク感が止まらない

NIKE GINZA 1F

 12月8日にオープンしたNIKE GINZAは大都会・東京の一等地(東京都中央区銀座3-2-15)にあり、3フロアに最新プロダクトが並んでいる。

「ランニングシューズだけじゃなく、ウエアも種類が豊富で、ワクワクする雰囲気を感じています。白のダウンジャケットが可愛いので気になっています」(鈴木)

「カラーごとに商品が並んでいて、カッコいいですし、銀座っぽいですね。ライフスタイル用シューズの『ボメロ』がおしゃれだと思いました」(一山)

「タイツもカラフルで、こんなに種類があるんだと驚きました。優花ちゃんと一緒で、白のダウンが可愛いので、購入したいなと思います」(細田)

NIKE GINZA 2F

 注目は最新プロダクトだけではない。NIKE GINZAは定期的な「ランニング セッション」、最新シューズの「トライアルサービス」、自分にぴったりのアイテムを提案してもらえる「エキスパート セッション」、ランニング時に荷物を預けられる「クローク サービス」などを提供している。東京をカッコよく駆け抜けたい方はNIKE GINZAにGO!だ。