【BASIC ITEM】優れた汎用性と気品を備えた傑作ローファー
1960年代はフランスにとっても賑やかな時代。世界的なファッションデザイナーを多数輩出し、学生運動も盛り上がり、若いジェネレーションが自分のスタイルを自分らしく模索した時代と言われている。その機運のなかで、ひときわ高感度な若者たちを中心に支持されたのが、ジェイエムウエストンの名作、シグニチャーローファー♯180だ。
米国のトラッドスタイルにも通じつつ、フランス流の本格仕立てを経た一足は、ドレッシーな気品も兼備しており、自由に履き回せるところが支持を広げたポイント。その特長は変わることなく現在まで引き継がれており、多様なスタイルが認められている昨今、定番としての価値が再び評価されている一足である。