ビジネスクラスのような稀有なスーパースポーツカー「マクラーレン GTS」に試乗|マクラーレン人気の理由がつまった一作 2025.01.21 design SHARE 文:大谷 達也 写真:阿部 昌也 記事へ戻る リア・フェンダー、車両の肩にあたる部分にエア・スクープが新たに採用され、光沢仕上げの「グロス・ビジュアル・カーボン・ファイバー」の装飾を選択できる 「ステルス・バッジ・パック」オプションを選択することで、 サイド・バッジを含む GTSバッジを黒で仕上げることもできる ブレーキディスクは、フロント390mm、リア380mm、カーボン・セ ラミック製。フロント6ピストン、リア4ピストンの軽量アルミニウム製キャリパーを備え、100km/hから32mで停止する制動力を誇るという スーパーカー・サウンドを楽しめる「スポー ツ・エグゾースト」システムをオプション設定 搭乗スペースを中心に「モノセル II-T」とマクラーレンが呼ぶカーボン・コンポジットの太く強靭な柱のような骨格がクルマを支えている ノーズには150リッターの収納スペースがある リアのカーボン・ファイバー製アッパー・ストラクチャーをモノコック・シャシーに組み込む設計によって、運転席の後方には、420リッターの「カーゴエリア」がある。全面ガラス張りのテールゲートは電動式ソフトクローズ機能を搭載 良好な視界とサッパリした操作系もマクラーレンに共通する美点 トランスミッションは7速SSG(デュアルクラッチトランスミッション)。走行モードはコンフォート、スポーツ、トラックがある オーディオはBowers & Wilkins 12スピーカーのシステム。オプションでカーボン・ファイバー製サブバス・ウーファーとケブラー製ミッドレンジ・ドライブユニットを搭載可能 マクラーレン GTSのボディサイズは全長×全幅×全高=4,683×2,095×1,213mmとGTから実質的に変化なし。エクステリアの変更点として、フロントバンパー形状が変わりエアインテークが大型化、リアフェンダー上にエアスクープを追加し、リアディフューザーが大型化している。またフロントリフトにかかる時間はGTの約半分の4秒に短縮 1/33 記事へ戻る